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| インターネット上のページに学生さんの自主研究の中に、「簡易な発電システムの開発・研究」というのがあ り、その<研究の目的>として、いみじくも。「この研究の目的は、電気の通っていない山岳地域などでも電 気が使えるようにすることである。そして、電気を起こすのに、自然エネルギーを利用し、自然にやさしい発 電機を考案・製作・試験運用し、最適な発電形態を模索することである。」と明記されています。また、その文 書の中に、「我々の考える発電機とは、人が簡単に持ち運べる大きさの発電機を用いて、100W程度の電 球を灯せるような出力を有することのできるようにすることである。」とあり、その指摘は、自然エネルギーに 関心のある個人研究家、個人発明家には的を得ているように思われました。 個人研究家、個人発明家にとっての自然エネルギーは、その実用性よりも感動を得る対象であるように思 われます。勿論、実用性のある自然エネルギーの活用方法を発明できることに越したことはありませんが、 スタートする動機は、感動を得るために始めることで十分ではないでしょうか? 感動を味わう目的で始める研究なんですから、奇想天外とは言わないまでも、今まで知られていないちょっ と大胆なこともいいでしょう。およそ個人研究家、個人発明家にとっての自然エネルギーはエネルギー密度 が低いことが前提で、不規則、不安定をよしとしようよ。まー1年位単位である程度のエネルギーを自然か ら得られたら大いに成果があったと拍手喝采しましょうよ。例えば、思いつきの程度ですがが、雨水槽を作る 際に雨水の位置エネルギーを利用して発電するのはどうでしょう。
大阪の平野部の年間降雨量を 1400mm(=1.4m)とし、受雨面積1u、水車位置からの高さを2m とすれ ば、その位置のエネルギーは mgh= 1400 kg x 9.8 m/s**2 x 2 m = 27440 J(ジュール) 1kwh = 3600000 Jですから、発電量に換算しますと0.0076 kwh になります。どんなに効率よい発電システ ムにしても、5w程度のランプを1時間点灯できるエネルギーです。原理の上では揚水発電所と同じですか ら実現できない訳はないです。以上の説明ですと、図とは逆に雨水槽が上部にある説明と思われる方が おられるでしょうが、そうではありません。意図したものは図の通りでエネルギーの量を試算するのに揚水 発電所で説明いたしました。屋根で集めた雨水を排水口の部分で水車を回すイメージを考えていただいた 方が適切だったかもしれません。 水量調節のゴムボール、ハブダイナモ程度の発電機をもった水車など、実験しながら楽しく研究できそうな テーマかもしれません。発電量は全くとるに足らないだろうけれど、梅雨時は、極めて楽しい風物になりそう です。風力とのハイブリッドも考えられるでしょう。自然エネルギーを考えると太陽光と風力は、等しく恵みを もたらします。それに比べ水力は偏在する上に各種の利権で拘束されています。雨水は案外、第3の等し い恵みかもしれません。自然エネルギーを動力や電力にする方法は、色々と考えられます。高度な技術は 個人研究家、個人発明家、ホビイストには避けた方がいいでしょう。この Web ページで扱うのは自然エネル ギーを回転力に変えて利用する範囲に止めます。電力に注目するなら、回転力を発電機でエネルギー変換 することを中心に考えています。極端に言えば、この Web ページで扱うのは発電機で得る自然エネルギー ということになります。 |